京都のヨガ教室 アルジュナヨーガ研修会では主宰の渡辺昧比が佐保田鶴治先生に師事して学んだ『佐保田ヨーガ』をベースに、心身の癒しを深める指導を行っています。

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エッセイ
 
 
渡辺昧比

「季節のエッセイ」

ヨーガ療法士、渡辺昧比の季節のエッセイをお届けします。

≪阿留辺幾夜宇和 あるべきようわ≫

鎌倉時代初期の明恵上人が座右の銘にしていた言葉である。『栂尾明恵上人遺訓』には、「人は阿留辺幾夜宇和(あるべきようわ)の七文字を持(たも)つべきなり。僧には僧のあるべきよう、俗には俗のあるべきよう。…(中略)このあるべきようを背くゆえに一切悪しきなり。」とあり、武士道を法律化した歴史上初の『貞永式目』の精神的バックボーンをなすと言われている。

ユング心理学研究の第一人者であると同時に、学際的な研究も進めた河合隼雄氏によると、「<あるべきようわ>は、日本人好みの<あるがままに>ではなく、また、<あるべきように>でもない。時により事により、その時その場において<あるべきようは何か>と問いかけ、その答えを生きようとするものである。」と著書『明恵 夢に生きる』で述べている。何でも受け入れる母性的な<あるがまま>でもなく、肩肘張って物事を峻別しようとする父性的な<あるべきように>でもない。白・黒、善・悪、都市・田舎などどちらかに偏ることなく、違いを認めながらも共和するという心が大事と言う、古代から連綿と続いている歴史的な知恵に相通じる思想である。また、臨機応変の《自力の道》ともいえる。

早いものでヨーガを始めて40年になるが、私もこの<あるがままに>と<あるべきように>の間を揺れ動いてきたように思う。《無為自然》の<あるがままに>に魅かれるものの、力不足で腰折れすることも多かった。

1960年代に活躍し、その後、折々に注目される、The Beatles の最後の曲『Let it be あるがままに』に次の歌詞がある。(中略)

ぼくが苦境にあるとき
聖母マリア様がぼくのところに現れるんだ
そして救いのことばをぼくに囁いてくれるんだ
「ただ、あるがままにしておきなさい」と
………
みんなにはそれぞれ出会いがあり別れがある
でも別れがあっても、また出会えるチャンスがあるんだ
そう、もう答えはそこにあるんだ
「ただ、あるがままにしておきなさい」って
………
夜空が曇っているような暗闇にいたとしても
ぼくを照らしてくれる光は必ずどこかにあるもんだよ
明日までずっと照らしてくれる光が
「ただ、あるがままにしておきなさい」

ヨーガを始めてから、この曲を聞いた時、「あっ、すごくよくわかる!」と感動した。しかし、ただ <あるがままに>を実践するためには、当時の私には相当の「保持する力」が必要で、大概途中で腰折れしてしまった。

また、<あるべきように>も、時代背景が影響しているのか、直接間接に私を悩ませた。「ねばならない」「そうすべき」は一つ一つはとるに足らないものとしても、いくつか重なると強い呪縛となった。

そのような悪戦苦闘の中で、前述の河合隼雄氏の講演で、「<あるべきようわ>」を聞いた時、「今の私に必要なのはこれかも知れない。」と期待を持つことができた。

ヨーガを通して自分の体に向き合う。自分を調え、呼吸を調え、心を調えようとする。簡単ではないが、道が拓ける気がした。体は瞬間瞬間に変化する、呼吸もその時その時に変化する、心も時に手におえないような大きな変化を見せる。このような変化する身体に直面しながら、一つ一つのアーサナ・呼吸法・瞑想を丁寧にしていく。これが当時の私流<あるべきようわ>であった。最初は、体に振り回されっぱなしの情けない状態から、少しずつ体と仲良くなることができ、すると次第に呼吸も落ち着くことが増え、心の安定する喜びを感じる瞬間を持つことができた。

こうなると自然に、「今の私がしたいこと」「今の私にできること」「今の私がすればよいこと」など道が僅かずつ拓けてきた。それは私個人を超え、人との真の共生への始まりでもあった。

と言っても、<あるがままに>や<あるべきように>を否定するわけではなく、何となく三者が近づいてきたともいえるし、あるいは、この三者間を滑らかに移動できるという表現もできる。

現在も課題は少なくないが、このような柔軟なあり方が自分らしくて好ましいと思えるようになった。ヨーガを通して<あるべきようわ>の実践は、楽ではないが、楽しい道ではあると言える。

2016年7月1日

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