≪ヨーガで境遇を変える≫
私がヨーガを始めた20歳代では、ヨーガの背景になっているインド哲学、宗教観は深すぎで理解が難しく、時として「ふ〜ん、そうかなぁ」程度の受け止め方しかできないことがありました。しかし、半世紀近く続けて振り返ると、今更ながら「なるほど、こういうことだったのか!」と思い知ることが少なくありません。
そこで今回はその一部をお知らせして、佐保田ヨーガの理解への手掛かりになればと思います。
昨年12月13,14日、一昨年に続き人体科学会大会に≪ヨーガ禅 からだ・こえ・いのち・平和へ≫として、ヨーガのトークと実践をさせて頂きました。普段はスタジオや和室でのヨーガ実践ですが、一昨年の和室と違い、大学での一般教室、長野という場所なので寒くてシートを敷いての実践はできず、オファーをいただいてからは、「どのようにしたらよいか?!」と悩むことしきり!床に大の字になって行う、リラックスポーズのシャヴァ・アーサナができないことは、大きな問題であり、私に突き付けられた課題でもありました。
しかし、紆余曲折ながらのプログラム作りによって、何とか、体制は整えたものの、正直、当日になっても幾ばくかの不安感はぬぐい切れませんでした。
大会が始まり、それぞれの先生方の講義や発表を聞くうちに、例えばヨーガでよく言われる≪梵我一如≫、よく見聞きする仏教思想の≪心外無法≫などの話題は、自然にヨーガへの道程へと進んでいくような気がしてきました。「これなら参加者の方も、スムーズにヨーガ体験ができるかも!」と次第に明るい気持ちになりました。同時に、会場の教室のしつらえは、私が思っていた以上に、ゆったりとしたスペースを前のワークの先生方が作ってくださっており、更に会場の大学は、カトリック系の女子大学で清々しい雰囲気があり、次第に有難い気持ちでいっぱいになりました。
実際に始めると、ヨーガ初心者が多いと思われた想像以上に、私の言葉への理解が深く、真摯な向かい方に感動しました。
ヨーガ実践の後半、内面化へのトークをはさみながらの立位でのアーサナを終え、リラックス、呼吸法へと続くころから、教室内の雰囲気がより静謐となり、温かく、愛が満ちる感じがしてきました。最後のジャパ瞑想(マントラ斉唱)を終えた後、始める前の呼吸数と比較すると、かなり少なくなっていました。会場内のリラクゼーションは深まり、緩やかなほほえみ、何となく楽しげな表情、初めてと思えないような開放感、歓びさえも感じられました。
一人一人が真摯に身体に向き合いながら、個を超えるヨーガの実践による安寧は意味を持つものと、改めて想いました。
天使たちの降臨!どなたかのささやきに、頷く私でした!!
2025年12月26日

[皆既日食]
ヨーガの一番の目的は、心が変化することです。自然との一体感や宇宙意識の体験は、その人の内面を深め、その後の人生を豊かにします。