≪三寒四温の後で≫
昨今は、さまざまな分野で変動が激しく、気象でも2月中旬から極端な三寒四温の日々が続きました。体調を崩したり、精神的に落ち込んだりした方も多いような気がします。
私自身も、友人知人と「三寒四温の昨今、くれぐれもご自愛ください」とのメールのやり取りが続きました。
「暑さ寒さも彼岸まで」も同じような言葉ですが、お彼岸の済んだこれから、順調な日々が続くのでしょうか?気象状況が落ち着いたとしても、社会情勢、それに伴う現象は、早々落ち着くようには見えません。
そんな中で、私たちヨーガ者(ヨーガを実践し、学ぶだけではなく、その知恵を日常に生かす人)は、体を調え≪調身≫、呼吸を調え≪調息≫それによって心も調える≪調心≫を、今こそ生かした生活をしたいものです。
ヨーガの実践に限りませんが、こころの深い領域からの安心感、安寧感は、「自分に都合の良いことが起こったからうれしい」の喜びをはるかに超え、「何もなくても、今、こうしているだけでも、有難く、<ふっふっふっ>」と、自然に深い喜びが沸き起こってくるような幸せ感を運んでくれます。佐保田鶴治先生がよく言われていた、「ヨーガをすると幸せになる」も、この種の喜びと私は思っています。
このような喜びは、個人の中での喜びにとどまらず、「あの人のそばに行くと、何となく楽しい」「あの人に逢うと、それまでの悩みが小さなことに思える」など、周囲に拡がります。
私がミッションとしている「個人の身心の健康は、社会の健康にもつながる」をいうと、「私はそんな大きなことはできない」と言われる方もいますが、究極の個人の健康は、社会の健康につながって初めて完成すると思われます。
自然環境はもちろん、ますます厳しい社会情勢、誰もが身心の健康に不安を感じ、それぞれ対策を講じ、実践されていると思いますが、真の個人の健康は社会の健康にもつながる観点も忘れず、日々を暮らしたいと思います。それは決して難しい、大変なことではなく、大きな喜びを連れてきてくれる楽しい作業でもあると考えます。
2026年4月1日

[皆既日食]
ヨーガの一番の目的は、心が変化することです。自然との一体感や宇宙意識の体験は、その人の内面を深め、その後の人生を豊かにします。