受講生の声⑲
≪手放すこと≫に気づく T.Aヨーガ歴7年
仕事が終わってからや日中出かけた後に、夜間のクラスでヨーガの指導を受けています。
教室に着いた時は、大体疲れていて、肩も凝っているし、眠気の強い日もあります。お休みする日もありましたが、それでも何とか続けてきました。
教室では、前半に簡易体操・基本体操を行われることが多く、難しくない動きから始められるところが続けられた理由の一つだと思います。
「アーサナよりも簡易体操の方が好きかもしれない」と思うくらいに、心地よく体を動かせるところが良いです。
アーサナも、たとえ自分の体が手本通りに動かないとしても出来るところまでやれば良く、そのために楽しく行えます。
ヨーガを初めた当初は、自分の体がそこまでは動かない(固い)と知ることさえも、「楽しい、おもしろい」と感じていたように思います。
体の動き、感覚を観察していると、どんどん集中していき、90分のレッスンはあっという間に終わって帰るころにはすっきり・ほんわかして帰れます。
ヨーガをしている時間は、「自分のために自分の心と身体に向き合う贅沢な時間だなぁ」と思います。
しかしヨーガのアーサナをしている途中、ふと気づくと、日々の出来事やそれに関する自分の主張、時にはよくわからない想像を頭の中で考え、思い巡らせていることがあります。
時々それはとても激しく強いものであり、自分でも気づいて驚くことがありました。気づいた時には、ヨーガの四原則を意識し、先生が言われる注意『集中して!』を思い出し、身体に意識を集中させます。
一旦離れることができると、悩んでいたこと、考えすぎていたことも「大したことではない」とまでは思えなくても、落ち着いて見ることができます。
「自分がこんなに考え続けようとしたり、強い主張を自分の中で育て続けていれば、それは休まらない、疲れるはずだ」と思うと、そこから一度離れられる考え、また意識的に手放そうとできるヨーガの時間の大切さを実感します。
さらに日々の中でも、その感覚がわかるようになってきたように思います。「ちょっと、今、頭の中で考えすぎているかな」「感情的になりすぎているから、肩の力を抜こう」このように考えられるのも、「ヨーガの効果かな」と思います。